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2006年11月 9日 (木)

アラブ人と結婚するということ

 JOCV大阪府OBOG会の月例会ではスピーカーを選んでスピーチしてもらっている。

 今月はチュニジアOBのSさんの担当だった。テーマは「アラブ人と結婚する方法」。今月の例会出席者はやたらアラブ圏のOBOGが集まった。

 Sさんは、16歳年下のチュニジア人の女性と結婚した。彼の国での入籍は終わったが、この国の手続きはこれからということだ。また、
現地での披露宴は来年春に行うということだった。

 出会いから今日までにこぎつけるまで約10年の年月がかかったとのこと。宗教の壁、制度の壁、想像を超える長期間にわたる超長距離恋愛の末結ばれた二人は素晴らしいと思う。

 写真を見せてもらったが、絵に描いたような典型的アラブ美人!現
地の男たちが怒ったのとちがうかと思うくらいだ。

 出会いのエピソードが面白い。

 ある日、Sさんの教え子が「ジャミーラ」って単語知っているかとSさんに聞いた。ジャミーラは美とか美人を意味するアラビア語だ。教え子は「ジャミーラ」を見せてやろうとSさんをある店(たぶんお菓子(ケーキ屋)かパン屋)に連れて行ったそうだ。そこに売り子でいたのが、彼女だったそうだ。

 Sさんは、フランス語とアラビア語のバイリンガルの彼女に自分が仕事で使うフランス語を上達させるための会話をすることを目的(苦しい言い訳のように思ったが…)に、お菓子屋に通い詰めたそうだ。

 Sさんは無謀にもデートを申し込んだそうだ。私もアラブで生活してきた人間なので事情はわかるのだが、その豪胆さに度肝を抜かれた。異教徒と二人きりで会うなんて命懸けのことだ。親族男性にふしだらだと非難され、殺されても文句が言えないのだ。

 二人のデートは地中海沖合いに泳いで行き、まだ周りが見えない早朝に立ち泳ぎをしながらしたそうだ。話をしたあと、人に見られないように別の方向に泳いで岸に戻っていたそうだ。何という情熱!

 また、Sさんはイスラム教徒に入信したが、チュニジア人と結婚するためにはそれだけでは不十分で、チュニジア国家公認のイスラム教徒証明書が必要なのだそうだ。それを取るために何年もかかったということだった。チュニジア本国に行き、東京のチュニジア大使館に何回も通ったそうだ。

 さらに最近、結婚費用が高騰し、家や車、家財道具、アクセサリーを準備するしなければならないのだそうだ。それは外国人だからそうだということではなく、チュニジア人もまさしく一財産嫁取りには必要なのだそうだ。お陰でチュニジア人の若者は大金持ちの子弟以外全く結婚ができなくて社会問題化しているそうだ。何ともいいようがない。

 Sさんは奥さんが日本に一生暮らすのは困難であると思われるので将来チュニジアに帰化するということだ。その覚悟に奥さんに対する深い愛情を知らされた。

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コメント

おはようございます!ちょっと相談がありまして、チュニジアへの送金はどうやってするんですか?

投稿: 宇垣加奈子 | 2012年5月 7日 (月) 07時46分

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